アンケート調査票
福島子ども健康プロジェクトは、2013年から毎年1月にアンケート調査を行っています。3・11の災害・原発事故が人間の「からだ」「こころ」「きずな」に、長期的にどのような帰結をもたらすのかを記録するためです。記録がなければ、この地域で起きたこと、各家庭で起きていることが忘れられ、何もなかったことにされてしまうからです。この地域で暮らす人々の生活の移り変わりをまるごと記録として残す、未来のために、これが調査の目的です。
対象者
福島市、郡山市、伊達市、二本松市、本宮市など福島県中通り9市町村の2008年度出生児(2008年4月2日~2009年4月1日に生まれた子ども)とその母親(保護者)を対象としています。第9回調査は、2021年5月現在、680名の子どもの母親(保護者)からご回答をいただいております。
個人情報保護と情報の社会への発信
ご回答者の皆様とお子様の現状については、普段、家族や知人にも話さない個人的なこと、心の中のことも含まれていると思います。アンケートの中でお答えいただく内容は、その秘密を守ることを最大限、心がけています。
お送りいただいたアンケートは匿名化して分析するため、お一人お一人の個人情報が外に出ることはありません。本調査は研究者が所属する大学(2013年から2015年までは福岡大学医学部、それ以降は中京大学現代社会学部)の倫理審査を経て、必要な分析が終了したら、個人情報は全て消去いたします。
個人情報の保護と秘密の保持は調査を進める上での基本ですが、得られた貴重な結果は可能な範囲で公開し、アンケートにご協力してくださった皆様の状況が、より改善される方向に役立てていきたいと考えています。結果をどのように誰に向けて公開するか、このプロジェクトからのメッセージをどのように発信していくかについては、今後慎重に検討し、また皆様のお考えもお聞きしながら決めていきたいと考えています。
アンケートの概略